入社して1ヵ月や2ヵ月で退職した場合、書きたくないですよね。私も短期離職(1ヶ月で退職)したので、書きたくない気持ちも分かります。
残念なことに1ヶ月で退職した場合も履歴書に書く
「たった1ヶ月だし、書かなくてもバレないのでは?」「書いたらマイナス評価になるんじゃないか..」と思いますが、転職後にバレたら面倒なことになります。
この記事では、「早期離職をした際に履歴を書く理由」「面接で好印象を与えるコツ」について解説していきます。
ぜひ最後まで読んでください。
- 短期離職した場合の履歴書の書き方が分からない
- 1ヶ月で退職した経歴を隠したい人
1ヵ月で退職した場合でも履歴書に書く理由

「入社して1ヵ月で退職してしまったけれど、履歴書にどう書けばいいのだろう..?」と悩んでいませんか?
短期間の退職は珍しくなく、正しく理由を伝えれば問題ありません。
もし、履歴書に書かずに経歴を隠してしまうと、様々なリスクを伴います。
▼早期離職でも履歴書に書く理由とは
①履歴書に書かない場合は経歴詐称になる
②どうせ働いていない期間は面接で聞かれる
③履歴書に書かなくていい職歴もある
履歴書に書かない場合は経歴詐称になる
職務経歴書や履歴書は採用における重要な判断材料の一つですよね。
その書類に「ウソ」を記載すると経歴詐称とみなされる可能性があります。
学歴・転職回数・職歴など、悪意がなくても事実とは異なることを記載してしまうと、経歴詐称になるケースもあるので注意が必要。
最悪の場合、法的責任を問われる可能性もあります。
内定が取り消しになる分には良いですが、入社して働いているときに経歴詐称が発覚してクビになったら最悪ですよね。
なので、早期離職の場合でも履歴書や職務経歴書はしっかりと記載しましょう。
どうせ働いていない期間は面接で聞かれる
履歴書に書いていない場合、働いていない期間が存在しますよね。1ヵ月程度であればツッコまれない可能性もありますが、離職期間が長いと面接で質問されます。
そこで職歴のウソはつけないので、結局早期離職をしたことがバレます。
履歴書に書いてなく、面接で早期離職をしたことを知った面接官は、あなたの印象をどう思うでしょうか。
面接官は「質問しなかったら言わなかったのかな?」「早期離職を隠そうとしたのかな?」「なんで履歴書に書かなかったんだろう?」と考えます。
その場合、好印象ではないですよね…。
なので、最初から履歴書や職務経歴書に記載をして、面接でうまく説明できるようにしましょう!
履歴書に書かなくていい職歴もある
ここまで履歴書に記載をする理由を説明してきましたが、実は履歴書に書かなくてもいい職歴もあるんです。
それは「アルバイトやパート」などの職歴です。
アルバイトやパートといっても幅広く、技術を身につけた場合は職歴に記載をしても良いでしょう。
たとえば、プログラミングや広告運用、資料作成、Excelスキルなど。

試用期間中の退職は履歴書に書かない?

世の中には、試用期間がある会社とない会社があります。
試用期間は、本採用ではないので「履歴書に書かなくても良い」と認識している方もいらっしゃると思います。
この章では、試用期間中の退職でも履歴書に書く理由を解説します。
試用期間とは?
試用期間とは、新しく採用した従業員の適性や能力を評価するための期間のことです。
期間は平均で3ヵ月~6ヵ月の会社多いですね。会社によっては1ヵ月や1年の場合もあります。
試用期間がない会社は、「採用基準に自信がある」のかもしれません。
試用期間中の退職でも履歴書に書く
試用期間中に退職したことを隠しても、履歴書に空白の期間ができますし、後々バレた場合は経歴詐称になります。
履歴書に謎の空白の期間がある際は、面接官からツッコまれることが多いので、必ず書くようにしましょう。
1ヵ月で退職したことを隠したい心理とは

1ヵ月という短期間で退職してしまうと、「履歴書に書かない方がいいのでは?」と考える人も少なくありません。
短期離職を伝えることで、「採用担当者の印象が悪くなるのでは?」と不安になるのは当然のことです。
では、具体的にどのような心理から「隠したい」と思うか解説します。
▼早期離職を隠したい心理とは
①書類選考で落とされそう
②面接でツッコまれそう
③理由を上手く伝えられないかも
書類選考で落とされそう
履歴書や職務経歴書に「1ヵ月で退職」と書くことで、「すぐに辞める人」や「長く続かない人」と判断され、書類選考の時点で不採用になるのではないかと心配する人は多いでしょう。
特に、経験やスキルを重視する企業では、短期離職の経歴があると「仕事の継続力に不安がある」と見られる可能性があります。
面接でツッコまれそう
書類選考を通過しても、面接で「なぜ1ヵ月で辞めたのか?」と質問されることに不安を感じることもあります。
短期間で退職した理由を聞かれたとき、上手く答えられなければ、採用担当者に「すぐに辞めるかもしれない」と思われてしまうかもしれません。
理由を上手く伝えられないかも
退職理由が「職場の雰囲気が合わなかった」「思っていた仕事と違った」などの場合、それを正直に伝えていいのか悩む人も多いでしょう。
また、伝え方によっては「忍耐力がない」「責任感が足りない」と受け取られるリスクもあります。
そのため、どう説明すれば前向きに伝わるのか分からず、履歴書に書かない選択を考えてしまうのです。
1ヵ月で退職した場合の履歴書の書き方

▼履歴書について
①履歴書に書かない場合は経歴詐称になる
②どうせ働いていない期間は面接で聞かれる
③履歴書に書かなくていい職歴もある
履歴書に書く内容
退職理由は基本的に「一身上の都合」で問題ございません。
しかし、体調不良や入社後の労働条件が異なった場合は、職務履歴書や履歴書の備考欄に補足を記載しても良いです。
〇〇株式会社の退職理由
持病の〇〇が悪化し、業務継続が困難となったため、療養に専念するため退職いたしました。
現在は治療を終え、体調に問題ありません。
良かったら参考にしてください。
絶対に書いちゃいけないこと
履歴書や職務経歴書に絶対に書かないで欲しい事が一つあります。
それは「前職の愚痴」です。
書きたくなる気持ちは分かりますが、面接官からすると印象が良くありません。
労働環境やハラスメントが問題の場合は、第三者側から見た意見を伝え、個人的な愚痴は記載しないようにしましょう。

1ヵ月で退職は仕方ない!対策をしよう

▼早期離職後の対策
①なぜ退職をしたか言語化する
②1ヵ月で退職しても好印象を与えるコツ
③面接でうまく話せるか不安な方
④転職活動について本音で語ります
なぜ退職をしたか言語化する
まずは、なぜ入社してスグに会社を辞めてしまったのか言語化しましょう。
考え方としては、何が嫌だったのか?何が原因だったのか?を紙やスプレッドシートにまとめてみましょう。
- 労働環境が最悪
- 上司のハラスメント
- 仕事内容が全然違う
- 精神的に病んでしまった
- 仕事内容が全然合わなかった
会社を辞めた原因がわかったら、次から長く働くために何を変えるべきか考えて見ましょう。
たとえば、労働環境で辞めた場合は、入社前に会社社員の口コミを見たり、内定を貰った後、採用担当者に会社見学をお願いしてみる。
対策を考えなければ、次の職場でも同じことを繰り返してしまいますので、ぜひ考えて見てください。
1ヵ月で退職しても好印象を与えるコツ
「1ヵ月で会社を辞めてしまったから、内定を貰えないんじゃないか」「面接でうまく説明できない」「自分はダメだ」と思ってしまいますよね。
私も1ヶ月で退職をした経験があるので、あなたの気持ちが分かります。
確かに書類選考や面接で落ちる可能性はありますが、大丈夫です。
ここまで説明をした「履歴書に書く内容」の章と「なぜ退職をしたか言語化する」の章を実行してください。
そうすることで、早期離職の原因を自分で把握して前向きに考えていると面接官に好印象を与えられる可能性があります。
面接でうまく話せるか不安な方
でも「面接でうまく話せるかな?」という不安もありますよね。
最初は上手く話せないかもしれません。
でも、大丈夫です。
内定を貰うまで面接を受けていれば、上手く話せるようになります。
- 顧客折衝
- 社内折衝
- 人前で話す
- 社外向けの会社説明
- 会社のミーティングの司会
上記が苦手だったのに、いつの間にか出来るようになった。
人は経験が少ないことに関しては、緊張して上手くできないものです。
何回がチャレンジしていくうちに慣れて上手く話せるようになるので、ぜひチャレンジし続けてください。
転職活動について本音で語ります
いよいよ求人を探し、履歴書や職務経歴書を企業に提出して面接をする転職活動の時間です。
あなたのために本音で言います。
最初から転職活動は上手くいきません
スキルが高く即戦力であれば、すぐ内定を貰えるでしょう。
しかし、スキルが無い場合は転職活動で挫折することが多いです。
さらにスキルが無くスグに内定を貰ったら疑ってください
未経験で即採用の会社って、どんな会社が多いと思いますか?
答えは「人手が足りない」会社です。
長時間労働などの労働環境が最悪なケースがあるので、必ず社員の口コミを確認してください。

まとめ

今回は1ヶ月で退職をした場合でも履歴書に書く理由や、退職理由の例、面接官に好印象を与えるコツ、転職活動についてご紹介しました。
この記事が皆さんのお役に立てれば嬉しいです。
最後に早期離職は仕方ないです。
逆に会社を辞めれて、今後のキャリアについて考えるキッカケができたと考えましょう!
他にもオススメの記事がありますので、ぜひご覧ください。




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ぜひ興味がある方は読んでみてください。