5年前、10年前の経歴(職歴)がバレる原因とバレた後のリスクについて解説します。
結論、過去の経歴はバレる可能性が高い
経歴を隠すことは「経歴詐称」となり、最悪の場合は罪を問われる可能性もあります。
経歴詐称やバレる原因について確認していきましょう。
経歴詐称とは?

経歴詐称とは、これまでの学歴・職歴・スキルの虚偽または隠蔽することです。
簡単な具体的をご紹介します。
学校名を偽る
卒業してもいない学校・学科などを「卒業」と履歴書に記載したり、面接で噓をつく行為も経歴詐称になります。
また、入学していない場合も同様です。
在籍していた会社を隠す
これまで働いていた企業を隠す行為も経歴詐称になります。
転職回数が多い方や早期離職の場合、履歴書に書きたくないですよね。
しかし、バレた後が面倒なので記載してください。
ちなみにアルバイトの場合は履歴書に記載しなくても大丈夫!
業務内容を誇張する
担当していた業務を誇張する行為もNGです。
例えば、一般事務なのに営業事務と嘘をつく行為
少し大きく見せることで内定を貰える可能性はあります。
しかし、面接でボロがでたり、実際の業務についていけなくなるので、オススメしません。

入社前に5年前や10年前の経歴がバレる原因

前職や前々職、それ以上前の経歴であっても、バレる可能性があります。
その理由を解説していきます。
▼入社前に職歴がバレる原因
①面接でボロがでる
②前職調査でバレる
③自身のSNSでバレる
面接でボロがでる
面接で会話していくうちにボロがでます。
また、会話が嚙み合わなかったり、話の内容に一貫性がなくなると不信感を与えますよね。
そうなると不採用になる可能性が高いでしょう。
前職調査でバレる
会社によっては「前職調査」を実施するところもあります。
前職調査は本人の同意を得て行うのですが、前職調査NGだと不信感を与えますよね。
また、前職調査を実施した場合、経歴を隠していることもバレるので、結局内定は貰えないでしょう。
自身のSNSでバレる
ご自身の名前で登録しているSNSで学歴や職歴を記載している場合はバレるでしょう。
経歴を記載していない場合でも、他人を誹謗中傷していたり、投稿が非道徳な内容であれば、不採用になる可能性が高いですね。
入社後に5年前や10年前の経歴がバレる原因

▼入社後に職歴がバレる原因
①年金手帳でバレる
②同僚との会話でバレる
③自分を知っている人から発覚
年金手帳でバレる
年金手帳には、過去の加入記録が残っています。
転職先で年金手帳を提出する際、過去の職歴と照らし合わせることで、経歴の詐称が発覚します。
特に、厚生年金に加入していた期間は、記録として残るためバレます。
同僚との会話でバレる
同僚と会話の中で、過去の職歴について話す機会がありますよね。
その際、話の内容に矛盾があったり、曖昧な回答を繰り返したりすると、不信感を抱かれる可能性があります。
また、自分でボロを出してしまう事もあるでしょう。
自分を知っている人から発覚
過去の職場の同僚や友人など、自分を知っている人が転職先にいる場合、経歴詐称が発覚するリスクがあります。
そんな状況で、いつバレるか不安になりながら働くのは嫌ですよね。
5年前や10年前の経歴がバレた際のリスク

経歴詐称が発覚した場合、内定取り消しや解雇などの処分を受ける可能性があります。
このリスクについて、具体的に見ていきましょう。
▼経歴詐称のリスク
①内定取り消し
②損害賠償請求
③減給になるケース
④クビになるケース
⑤こういう視点もある
内定取り消し
選考の段階で経歴詐称がバレると、内定が取り消されます。
起業は応募者の経歴や人柄を見て採用選考を進めるので、経歴を隠すと信頼が無くなり内定取り消しに繋がります。
正直、内定取り消しは可愛いほうです。
損害賠償請求
経歴詐称によって企業に損害が発生した場合、損害賠償を請求される可能性があります。
例えば、「マネジメント経験がないにも関わらず、経歴を誇張して採用された社員が、マネジメントが一切出来なかった」など。
会社によって「できるできない」の基準は異なりますが、経験がないものは無いと伝えましょう。
減給になるケース
入社後に経歴詐称が発覚した場合、減給処分を受ける可能性があります。
経歴を偽って入社することは、信用してくれた会社を裏切る行為なので当たり前ですよね。
クビになるケース
減給だけでなく、解雇処分となる場合もあります。
特にスキル重視で採用された場合などは、解雇になるケースも高いでしょう。
クビは転職活動にも影響を及ぼすので避けたいですね。
こういう視点もある
スタートアップの会社や人材不足などの会社が経歴詐称に気付いても、スグに対応をしない場合もあるでしょう。
会社にバレていないと思って働き続けても、会社の基盤が整ったタイミングやコストを抑えたい場合に減給・懲戒解雇などの対応を取られたら最悪ですよね。
ずる賢い経営者ならそうするかもしれません。
ですが悪いのは経歴詐称をした応募者なので、仕方ないですよね。

経歴を隠すよりオススメな方法

経歴詐称は、発覚した際に内定取り消し・損害賠償請求・減給・解雇などのリスクを伴います。
そんなリスクを負うよりオススメな方法をご紹介します。
▼経歴詐称をしないために
①マインドは「過去より未来が大事」にする
②履歴書は正直に記載する
③面接でポジティブに話す
マインドは「過去より未来が大事」にする
経歴詐称をしたい人の気持ちは、「複数の職歴を見せたくない」「短期離職がバレたくない」「内定を貰いたい」ですよね。
私も転職回数が多いので気持ちは分かります。
しかし、過去の変えられない
でも、未来は変えられる
自己啓発本みたいになっちゃいましたが(笑)
今までの職歴は仕方ないです。
それを受け止め転職活動をしましょう!!
履歴書は正直に記載する
これまで経歴詐称のリスクについて解説してきたので、履歴書に虚偽の内容を記載する人はいないと思います。
しっかりと今までの職歴を履歴書に書きましょう。
面接でポジティブに話す
そして大事なことが面接対策です。
職歴が多い場合や早期離職がある場合は、ほぼ100%面接で質問されます。
その時に「原因・対策・今後は働ける旨」を伝えると好印象になるでしょう。
これは私の体験談でもあるので、自信をもってオススメします。

5年前10年前の経歴がバレる原因まとめ

入社前や入社後に経歴がバレる原因を解説しました。
会社によっては、バレても大きな問題にならないケースもあるかもしれません。
実際、「経歴詐称でクビ」になった人を見たことはありません。
しかし、経歴を隠すことは「罪」に問われる可能性もありますので、履歴書は素直に記載しましょう。
この記事は以上となります。
最後まで読んでいただき、ありがとうございました。


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