「毎日残業するのが当たり前」という職場環境に疑問を感じていませんか?
8時間労働でも辛いのに、残業をすると心身ともにストレスがかかり、仕事の効率も下がってしまいますよね。
本来、残業は例外的なものであり、常態化するのは異常な状況です。
この記事では、毎日残業が当たり前になってしまう原因や、そのストレスを軽減する方法、抜け出すための対策について解説します。
- 毎日の残業に疲れている方
- 残業が常態化している会社で働いている方
毎日残業が当たり前は頭おかしい?異常な労働環境

「毎日残業するのが当たり前」これは、本当に正常なのでしょうか?
長時間労働が常態化している職場では、社員の負担が増え、生産性の低下や健康リスクの上昇が避けられません。
残業が当然になっている企業の特徴や、その問題点について詳しく解説します。
- 残業が常態化する職場とは
- 長時間労働がもたらすリスク
- 残業によって社員のパフォーマンスが下がる
- だから残業が常態化している会社は頭おかしい
残業が常態化する職場とは
残業が常態化している職場では、常に人手不足、一人の仕事量が多い、業務改善に取り組んでいない可能性が高いでしょう。
また、「残業=頑張っている」と評価をする無能な上司・経営陣もいますよね。
このような目的と手段を見失っている企業で働いている方は、危機感を持った方が良いかもしれません。
長時間労働がもたらすリスク
8時間労働をした後に毎日残業が発生すると「長時間労働」になる可能性が高いです。
長時間労働が常態化すると、体力や精神的な負担が増え、健康を害します。
また、プライベートの時間も減ることで、モチベーションの低下や睡眠不足に繋がりますよね。
残業によって社員のパフォーマンスが下がる
残業が常態化している会社の社員は、疲労が蓄積し、生産性が下がる可能性が高いでしょう。
また、クリエイティブな発想も生まれにくくなりますよね。
このような状況で無理して働き続けると、仕事が全く進まず、さらに残業が増える悪循環が完成します。
だから残業が常態化している会社は頭おかしい
本来、仕事は時間内で終わらせるのが基本です。
残業ありきの企業文化は時代遅れで、離職率が高くなり、社員の口コミも悪くなることで、更なる人手不足になるでしょう。
また、そんな環境で働き続けることは、あなたの人生でプラスにならないですよね。
だから、「残業が常態化している会社は頭おかしい」という結論に至ります。

毎日残業と残業なしの企業を体験した私の話

「残業が常態化していた企業」と「残業が無い企業に在籍していた」私の体験談を話したいと思います。
また、最終的にさまざまな方向性から「残業あり」と「残業なし」どちらが良いかも纏めましたので、ぜひご覧ください。
月100時間の残業をした体験談
毎日残業が当たり前の職場では、月100時間の残業も普通でした。
帰宅は深夜、休日出勤も当たり前の生活でしたね。
給料は上がりましたが、睡眠不足・プレッシャーなどで追い詰められ、確実に「幸福度」は下がっていました。
残業なしの体験談
仕事の「質」を重視し、定時で退社できる職場は素晴らしかったです。
プライベートのの時間が充実し、ストレスも少なかったですね。
さらに、1日7~8時間は睡眠も取れるので、仕事のパフォーマンスが上がり、やりがいを感じるようになりました。
「残業あり」と「残業なし」どっちが良いか
結論、あなたの年齢や目標によって良し悪しは変わります。
私は、お金より時間のほうが大切だと感じているので、確実に「残業なし」が良いです。
残業ありとなしで向いている人の特徴を表にしましたので、ぜひご覧ください。
▼人の特徴 | ▼残業あり or 残業ナシ |
20代で仕事だけしたい人 | 残業あり |
30代で体力に自信があり成長したい人 | 残業あり |
プライベートを充実させたい人 | 残業ナシ |
1~2年でお金を稼ぎたい人 | 残業あり |
長期で働いていきたい人 | 残業ナシ |
仕事以外で稼ぐ力を身に付けたい人 | 残業ナシ |

毎日残業が常態化している頭おかしい会社の特徴

毎日残業が当たり前の企業に共通する特徴をご紹介します。
あなたの職場に当てはまるかチェックしてみてください。
- 残業が多くて離職率が高く常に人手不足
- マネジメントが精神論ばかり
- 無駄な作業 or 効率化ができていない
- 「残業」が頑張っている証拠と思っている
残業が多くて離職率が高く常に人手不足
残業が多い職場では、どうしても社員の定着率が低くなります。
定着率が低いと次のような最悪な状況に陥ります。
「新入社員が退職」→「既存社員へしわ寄せ」→「既存社員も退職」
マネジメントが精神論ばかり
「気合」や「根性」など、非論理的な指導が多い傾向があります。
必要に応じて、精神論や根性論は必要かもしれません。
しかし、ベンチャー企業や人手不足の企業、ブラック企業では「精神論が常態化」している可能性が高いでしょう。
無駄な作業 or 効率化ができていない
残業が多い職場は、書類作業や無駄な会議が多いですよね。
このような企業は、ITツールの導入や業務効率化が遅れています。
同業他社がDX化を推進することで、サービスレベルや単価が負けることによって、危機的状況に陥る可能性があります。
「残業」が頑張っている証拠と思っている
個人的に最悪な考えと思うのが、「残業=頑張っている」と評価されることです。
仕事があれば残業は必要だと思います。
しかし、評価が「残業を頑張っているから」という浅はかな基準では、効率的に働く人が冷遇されてしまいます。


毎日の残業がストレスになる原因

長時間労働によるストレスの原因を理解しましょう。
- リフレッシュできない
- 精神的に辛くなる
- 成果よりも労働時間が評価される
- 断りづらい雰囲気がある
リフレッシュできない
毎日残業が続くと、仕事以外の時間がほとんどなくなり、リフレッシュする余裕がなくなります。
趣味や運動の時間が取れず、心身ともに疲弊しやすくなります。
結果的にストレスがたまり、仕事のパフォーマンスも低下する悪循環に陥ることも。
精神的に辛くなる
長時間労働が続くと、心の余裕がなくなり、ストレスが蓄積されていきます。
「仕事ばかりの生活が続く」「自由な時間がない」と感じることで、気持ちが落ち込みやすくなります。
最悪の場合、うつ状態に陥ることもあるため、注意が必要です。
成果よりも労働時間が評価される
「長く働いている人が評価される」という文化がある職場では、効率よく仕事をこなしても評価されにくくなります。
本来は成果で評価されるべきですが、残業をしないと「やる気がない」「頑張っていない」と見なされるケースもあり、不公平感を感じる人も少なくありません。
断りづらい雰囲気がある
職場の雰囲気によっては、「残業を断る」または「業務を断る」ことが難しい場合があります。
上司や同僚が当然のように残業をしていると、「自分だけ帰っていいのかな..」「やる気がないと思われそう」と感じてしまい、残業をしてしまうことも。
こうした雰囲気が続くと、ますます残業が常態化してしまいます。

「毎日残業が当たり前」から抜け出すための方法6選

長時間労働が当たり前になっている環境にいると、「残業しないと仕事が終わらない」「周りも残業しているから仕方ない」と思いますよね。
適切な対策を取れば、残業を減らし、自分の時間を確保することが出来るかもしれません。
ここでは、具体的な対策を6つ紹介します。
- 業務の優先順位を見直す
- 上司に相談してみる
- できない仕事には「NO」と言う
- 周りの人を巻き込んで仕事をする
- トレードオフの考えを持つようにする
- 転職を視野に入れる
業務の優先順位を見直す
限られた時間で効率よく仕事を進めるには、業務の優先順位をつけることが大切です。
「本当に今やるべき仕事か?」と考えながら、重要度の高い業務から対応しましょう。
タスク管理は「Googleカレンダーのtodoリスト」を活用してみてください。
無料で使えますし、操作も簡単なのでオススメです。
上司に相談してみる
「仕事量が多すぎて終わらない」と感じるなら、上司に相談するのも一つの手です。
適切な業務量の割り振りができていない可能性があります。
「この業務を優先したいので、調整できませんか?」と伝えることで、残業を減らすきっかけになることもあります。
できない仕事には「NO」と言う
断れずに仕事を引き受けすぎると、どんどん残業が増えてしまいます。
自分のキャパを超える業務を頼まれたときは、「今の業務量では難しいです」とはっきり伝える勇気を持ちましょう。
トレードオフの考えを持つようにする
「この仕事をやるなら、他の仕事を減らす」というトレードオフの考え方を持つことで、無理なスケジュールを回避できます。
新しい業務を受けるときは、「どの業務を減らすべきか」も一緒に考え、残業の負担を抑えましょう。
周りの人を巻き込んで仕事をする
「自分でやらなければ」と抱え込まず、チームで協力しながら仕事を進めることも重要です。
周囲と連携し、業務の分担や効率化を進めることで、残業時間を減らせる可能性があります。
転職を視野に入れる
対策を講じても、会社の文化や環境が変わらなければ、根本的な解決にはなりません。
「このまま働き続けて大丈夫か?」と不安を感じるなら、転職も一つの選択肢です。
残業の少ない職場や、自分に合った働き方ができる環境を探すことも考えてみましょう。

毎日残業が辛くて辞める意思を固めた後の流れ

毎日の残業から抜け出すために、退職の意思を固めた後の流れについて解説していきます。
新しい職場で充実した日々を送るために、どのように行動すべきか、その流れを順を追って解説します。
- 退職の意思を伝える
- 自己分析をする
- 転職サイト・エージェントで求人を探す
退職の意思を伝える
退職の意思は1ヶ月半~3ヶ月前に伝えましょう。
正社員の場合、最短2週間で退職可能ですが、円満退職のためには早めに連絡することをおすすめします。
自己分析をする
転職をする際は、自分自身をしっかりと振り返り、何をしたいのかを明確にすることが大切です。
自分の強みや弱み、やりがいを感じる仕事を明確にするために、今までの経験を振り返りましょう。
自己分析が不安な方や、キャリアに漠然とした不安を抱えている方は、一度キャリア相談をしてみてください。
転職サイト・エージェントで求人を探す
自己分析が終わったら、次は実際に求人情報を探し始めましょう。
転職サイトや転職エージェントを活用することで、自分の希望や条件に合った求人を絞り込み、効率よく求人を探すことができます。
転職エージェントが多すぎて、どれを使えばいいか分からない方は、あなたに合った転職エージェントを紹介してくれる「転職エージェントマッチングサービス」を利用してみてください。
「転職の悩み」に対するマル秘情報

転職では、様々な悩みや不安がつきものです。
今回はそんな悩みを解決するための「マル秘情報」をお届けします。
あなたの不安を少しでも減らせるように記事をまとめましたので、ぜひ最後まで読んでください。
- 転職する際に必要な書類とは
- 転職エージェントに使われるな。使いこなせ!
- お金が心配で会社を辞められない場合の対策
- 会社がどうしても退職を認めない場合の対策
転職する際に必要な書類とは
転職活動を始めると、必要な書類を準備しなければなりません。
主な書類は「履歴書」「職務経歴書」になります。
また、内定を貰った後に必要となる書類は次の通りです。
- 基礎年金番号
- 雇用保険被保険者証
- 源泉徴収票
- マイナンバー
基本的に上記は必要となりますが、健康診断書や免許証、資格などの書類も必要になるケースもあります。
内定を貰った後に、必要書類の連絡をいただけるので安心してください。
転職エージェントに使われるな。使いこなせ!
転職エージェントは、担当者によって「当たりハズレ」があります。
「担当者が進めてくる求人に応募して、受かったら入社する」という考えではなく、自分が求める条件を妥協せずに、エージェントを使いこなすつもりで利用してください。

お金が心配で会社を辞められない場合の対策
転職や退職を検討する人の中には、「お金が心配で会社を辞められない」という方も多いでしょう。
そんな方にオススメなのが、失業手当給付⾦です。
失業保険給付金とは、雇用保険に加⼊している方が会社を辞める際に申請できる給付⾦の1つです。
詳しい内容は、下記の記事で書いていますので、気になる方は読んでみてください。

会社がどうしても退職を認めない場合の対策
「会社が退職を認めない」「自分から退職の連絡が出来ない状況」の方は、退職代行の利用を検討しましょう。
退職代行を利用した私の体験談の記事もありますので、気になる方はご覧ください。

まとめ
今回は、毎日残業が当たり前となっている企業が頭おかしい理由と対策について解説しました。
通常の労働時間(8時間)に加えて、残業が常態化している状況は、健康的に良くありません。
あなたの生活やキャリアを見直すキッカケになるでしょう。
この記事が皆さんのお役に立てれば嬉しいです。
今回はこれで以上となります。最後まで読んでいただき、ありがとうございました。
私の転職に対する考えが変わった1冊の本を置いておきます。
オリエンタルラジオ中田敦彦さんも絶賛した、LinkedIn日本トップの村上さんの「転職2.0」になります。
ぜひ興味がある方は読んでみてください。